公園・庭園/緑地公園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
海域公園
かいいきこうえん「海域公園」とは、海域の景観や生物多様性を保全するために、国立公園や国定公園の一部として指定されている保護地区のこと。海域には海中や海上も含む。もともとは国立・国定公園内に「海中公園」を指定する制度があったが、2009年(平成21年)の自然公園法及び自然環境保全法の一部改正により、海中公園から海域公園へと変更された。このときに指定範囲も広がり、改正前は該当地区が25公園69地区であったのに対し、その後の約5年間で29公園106地区へ増加。総面積も10倍近くまで拡大された。具体的には、以前から対象となっていたサンゴ礁や海藻らが織りなす海のなかの美しい景観に加え、干潟や海鳥が生息する岩礁等も保全が図られるようになった。国立公園では、小笠原国立公園、山陰海岸国立公園、霧島錦江湾国立公園、西表石垣国立公園等のなかに海域公園地区が多い。
全国から公園・庭園/緑地公園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の公園・庭園/緑地公園を検索できます。