向島百花園
以前、横浜に住んでいる叔父の所に遊びに行ったことがあります。
わたしも叔父も歴史館等の他にも植物が大好きという共通の趣味を持っているので、買い物もかねて、向島百花園へ行くことにしました。東向島駅から歩いてすぐだったと思います。叔父によれば、この園を勧めたのは、とにかくここは、植えられている植物の種類が多く、四季を通じて楽しめるからだということでした。
6月に行きましたが、あじさいと花ショウブがみごとでした。
あじさいもいろいろな種類がありましたが、たまたま近くにおられた女性の庭師の方から、ぜひ、あじさいなら「スミダノハナビ」を見るようにと言われました。指差された方に行ってみると、確かに花びらが八重にぱっと開いていてその様子がほんものの花火ととてもよく似ていました。その庭師の方によれば、わりと新しく作られた品種だそうですが、それこそ何回も失敗し、できあがるのに苦労も多かったとのことでした。一本の花の美しさにも改めて作った人や世話をする人々の努力を学んだ気がしました。また、ここの土壌などに合っていたのか、特に青色のあじさいがすばらしく、それまで見たことのないような鮮やかな青色でとてもきれいでした。
そして、花ショウブについてはここの園の特徴ですが、写真入りで花の名前等が分かるような配慮がしてあり、見るのにとても助かりました。「キョウダイサン」という美しい紫色で花びらに小さい白い線の模様があるのが、わたしは一番きれいだなあと思いました。そして、「七変化」といって白かった花が翌日、紫色になるという種類があるのも知って、とても印象に残りました。
なお、叔父に聞くとこの園でかなり有名なものの一つだそうですが、秋に行われる萩のトンネルくぐりというのがあるそうです。季節が違い、葉っぱだけになっていましたがそこもくぐってみました。次、来るときは秋にも来たいなあと思いました。
それと、園内からはスカイツリーがよく見えるので、特に地方から来た人は東京に来たんだなあという気持ちを強く持つと思います。
なお、最後に入園は9:00〜17:00で、入園料も大人150円と安く、その点でもとても入りやすいと思いました。