日本三大庭園の一つ
3月初旬に旅行で初めて訪れました。
私のイメージの中の兼六園は真ん中に一つ大きい池があって、そこが教科書なんかでよくみる場所で、それ以外は有名なお寺などでよくありがちなそこ以外何もない、という感じなのかなと思っていました。
行ってみるとそういうわけでもなく、霞ヶ池以外にも日本最古の噴水があったり、梅林と呼ばれる場所があり、時期が咲き始めの時期とちょうど重なり綺麗な梅が見れたりしました。
成巽閣という屋敷もあり、そこでは3月から4月にかけての期間限定で雛人形の展示を行っており貴族のために職人が手作りした人形や装飾品が数多く並んでいました。
そもそも成巽閣自体が見どころがいくつもあり、アンティークの1900年代に取り入れたシャンデリアが古風な日本家屋に吊るされてあったり、インドに注文しそこから輸入した絨毯が敷いてあったりと近代化の影響を受けたであろう装飾品を見ることができます。
この絨毯には家紋が織られており他ではなかなか見られないものかなと思いました。
洋物を取り入れつつも日本らしい庭園が中庭に設置してあり、その縁側は鶯張で歩くたびに鳥の鳴き声がするように板を設置し、日本ならではの風流な仕掛けがあります。
園内の松には私が行った1週間前まで雪が降っていたこともあって雪吊りが設置してあり、この時期にしか見られない景色を見ることができました。
雪吊りはあるものの雪は全く積もっておらず新鮮な景色だった思います。
根植松も他の松と違い根を晒してそこに立っており、ただ根っこが出ているだけではあるのですが、それだけで存在感が違うように感じました。
その他にも戦後すぐ飛行機の燃料を調達するため松根油を取るために傷をつけた松があったり、いろんな時代の痕跡を目にすることができました。
兼六園自体ももちろん素敵ですが近くにある金沢城跡にある金沢城公園やその隣にある尾山神社も素敵な場所でした。
すぐ近くにはお店も立ち並んでいるため兼六園に訪れる前後でご飯を食べることも可能です。