平安神宮
京都左京区にある平安神宮へは、公共交通機関を使うならJR京都駅から市バス5・100号系統で約30分、岡崎公園美術館平安神宮前で下車するか、地下鉄東山駅から徒歩で約10分ほどの距離にあります。
駐車場はありませんが、近くに市営の地下駐車場がありました。
平安神宮は京都御所と南禅寺のちょうど真ん中に位置する場所にあり、とても広い敷地を持った神社です。
平安神宮を中心に、“京都五社巡り”という観光コースにも入っています。
北は上加茂神社、東の八坂神社、西の松尾大社、南の城南宮の五社を巡るルートとなっています。
最近では御朱印巡りとしても注目されているとの事です。
平安神宮は明治時代に創建され、京都の神社仏閣の中では比較的新しく、歴史の浅い神社ではありますが、他の神社とは違う美しさを持った神社とも言えます。
平安神宮は、京都三大祭りのうちの一つに数えられる時代祭の行われる場所でもあり、境内には他の神社仏閣の社殿には見られ無いような、近代的な建物も多く見ることができます。
私が訪れた時期はちょうど桜のシーズンで3月の末頃でした。
今年は気温が高い日が続いていたので満開の時期は過ぎていたようでしたが、八重桜や枝垂れ桜をはじめソメイヨシノなど約20種類・300本を数える桜が咲き誇っていました。
広い庭園を周回するように拝観したのですが、西の回廊から入って直ぐに見ることができる、“八重紅枝垂れ桜”が咲く南神苑はとても見事でした。
川端康成が小説「古都」の中で、“この桜はたちまち人を春にする。これこそ春だ”と書かれた程の見上げた時の視界を覆い尽くさんばかりの花数と圧倒的な美しさに訪れて良かったとの思いに浸りました。
また桜の時期に合わせた「桜みくじ」が期間限定で引く事ができるのでお勧めです。
おみくじは通常「大吉」「吉」などと吉凶を占う物ですが、桜みくじは「つぼみ」「満開」と記されている淡いピンクのおみくじで、このおみくじに心願を記入して神楽殿の前の結び木に結ぶのですがその様がまるで満開に花開いた桜のように見えました。