銀閣寺(慈照寺)
京都市左京区にある銀閣寺をご紹介いたします。正式名称は東山慈照寺といいます。名称の由来は江戸時代で金閣寺に対して、銀閣寺と言われるようになったとの事です。室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿が起源で、義政の没後、臨済宗の寺院となり、義政の法号慈照院にちなんで慈照寺となずけられたとの事です。華やかな金閣寺に対して、簡素な美を映す一大山荘として五百年後の現代でも親しまれています。この辺りは古くから歴史の中に現れたところで、白川の清流が流れていて、縄文遺跡や、あたり一帯には、古くから寺院が営まれています。総門から中門までの約50mの参道は銀閣寺垣と呼ばれる竹垣で囲まれており、細長い空間は厳粛で我を忘れてしまいます。銀閣寺と東山殿は造営当時の遺構として現存していて、庭園の樹木や池の配置は素晴らしく、当時の大工さんたちの技術に感嘆いたします。今はコロナ感染防止の為、拝観は中止となっていますが、以前は本堂前に設置してある申込表に、拝観1時間前に名前を記入して待っていましたら拝観出来ました。拝観料は大人1500円です。コロナ禍が終息ししたら又拝観したいと思います。