空気が違います。
長男の小学校卒業にあわせて旅行を兼ねて家族全員で二泊三日の旅に行きました。
小学校の修学旅行は京都だったのですが、コロナの影響で日帰り京都散策になってしまい、清水寺を見るだけで金閣寺や二条城の前を通り過ぎて福井にとんぼ返りという物足りない修学旅行でした。
歴男の長男にはどうしても心残りだったようで、行きたい優先順位で要望を聞いたところ一番行きたかった場所が銀閣寺という事で1日目の朝一番に予定を組みました。
自分も知らなかったのですが、銀閣寺という名称は俗称で正式名称は東山慈照寺だそうで、うちの長男から聞いて初めて知りました。
昔の習った歴史の教科書には3代将軍足利義満の「金閣寺」と8代将軍足利義政の「銀閣寺」という風に習っていた自分にとってはカルチャーショックでした。
歴男曰く元々は義政の山荘が起源でその後、臨済宗の寺院となって慈照寺と名付けられたという事です。
ナビを使って現地に向かったのですが、一番近い駐車場は近くに住んでいる方の家の駐車場で1日500円くらいだったとい思います。銀閣寺から見て南側にあって細い路地になりますが近くまで車で行けます。
平日の朝一番に着いたので人も少ない時間帯でしたが、コロナの影響も少なくなったせいか外国の観光客の方が多かったです。
門をくぐって左に曲がると竹垣で囲まれた真っすぐな参道が続くのですが、朝の早い時間だと優しい光が入ってきて、別世界への道が続くようなそんな静かな空気が流れているのを感じました。
中門をくぐって中へ入ると左側には本堂があり、その向かいには白砂で二段になって砂盛がされています。
右側を見ると教科書の写真にも出ている「銀閣寺」が見えます。正確には観音殿銀閣というのが正しいようです。建物自体は他の仏閣や神社と差ほど変わらないはずなのに池に映し出す姿やその周りに植えられている松など周りとの調和がすごくきれいで言葉では表現できない何かを感じて背筋がピンとする感じがしました。
庭園を抜けると少し小高い場所があってここからだと慈照寺全体が見渡せます。
晴天にも恵まれてホントにきれいでした。