「金剛峯寺」はさながら美術館!
11月30日、1泊2日和歌山旅行の初日です。 奈良県経由で和歌山入り。 最初の観光地が「高野山真言宗総本山金剛峯寺」 高野山参拝は初めてです。 一度は来てみたかった日本仏教の聖地。 この聖地を開いたのは、誰もが耳にした事のある「空海」 真言宗の開祖であり、高野山に金剛峯寺を開いた僧です。 またの名を「弘法大師」 没後に授けられた名前です。 道中バスガイドさんの説明で、京都の五重塔を建立したのも「弘法大師」と教えてもらいました。
金剛峯寺前駐車場の目の前から境内へ。 なだらかな階段を進み正門をくぐります。
この重厚な正門、金剛峯寺境内の中で一番古い建造物。 昔は皇族や高野山の重職しか出入りできなかったそう。
一般の僧侶達は、右にある小さなくぐり戸で出入りしていました。
目の前に建立する「金剛峯寺」は落雷等の火災で何度も焼失しましたが、平清盛や豊臣秀吉などによって再建され今の建物に至ります。 檜皮を何枚も重ねて造られた屋根の上には桶が二つ乗っかっています。 桶に雨水を溜めておき、火災を少しでも食い止める為だとか。
建物には玄関が二つ。 正門と同じく正面の大きい玄関は当時皇族専用でした。
金剛峯寺は拝観することができます。 料金は大人500円。
まず最初に目に入るのは、直径2mを超える高野杉。 樹齢の見当もつかない迫力ある大きさです。
金剛峯寺内の見どころは、なんといっても襖絵。 美しい間がいくつもあります。 梅月流水の襖絵が見事な「梅の間」に、柳鷺図の「柳の間」 別殿と呼ばれる大広間は、西側に四季の花々の襖絵。 三面に渡り描かれている満開の桜がとても美しい。 東側には高野山が開かれた当時の景色が描かれています。 他にも大広間の群鶴に松の襖絵。 どの間もさながら美術館のよう。 うっとりします。
そしてもう一つの見どころが国内最大級と言われる石庭「蟠龍庭」 美しい砂紋は雲海を表現していてす。 その雲海の中には龍に見たてた左右二つの石が奥殿を見守っています。 風情ある庭を囲む木々はタイミングよく色づいていて、おまけに今日は晴天! スマホにステキな写真を残せました♪